JOTAとは? 電波で世界のスカウトが出会う集い
JOTAは、Jamboree on the Air(ジャンボリー・オン・ジ・エア)の略称です。
世界各地のスカウトがアマチュア無線を通じて交流する国際的な活動で、世界スカウト機構(WOSM)の取り組みとして行われています。
「ジャンボリー」はスカウトの大きな集いを指し、JOTAはそれを電波の上で実現する、いわば「電波でつながる世界大会」です。
大勢が一つの会場へ集まる世界スカウトジャンボリーと違い、地元の活動場所や無線局にいながら海外の仲間と出会えるのが特徴です。
国や言葉が違っても、声を交わすことで、お互いの暮らしや文化に関心を持つきっかけになります。
単に遠くの局と交信するだけでなく、通信を通じて友情や国際理解を育むことが、この活動の大切な目的です。
インターネット以前から続く国際交流
スカウトの間では20世紀前半からアマチュア無線に親しむ活動が広がり、離れた場所にいる仲間同士で集まろうという発想につながりました。
WOSMの公式解説によると、最初のJOTAは1958年に開催されました。海外との通信が今ほど身近でなかった時代から、無線で国境を越える交流が続いてきたのです。
その後、インターネットの普及に伴い、Jamboree on the Internet(JOTI)も加わりました。WOSMはその始まりを1996年と説明しています。
現在は両者を合わせてJOTA-JOTIと呼び、毎年10月の第3週末に、無線とインターネットを使った交流や学習活動が行われています。
出典:世界スカウト機構(WOSM):JOTA-JOTIの概要と歴史
2026年は10月16~18日に開催
2026年の開催日は10月16~18日。テーマは“A Peaceful and Inclusive World”で、「平和で、誰もが受け入れられる世界」という意味です。
世界各地の若者やボランティアが参加し、異なる国のスカウト活動を知ったり、通信などの新しい技能を学んだりします。
下の写真の横断幕には「PRAMUKA / Indonesia Scout Movement」とあり、インドネシアのスカウト活動であることがわかります。
また、「SULAWESI UTARA(北スラウェシ)」「MINAHASA UTARA(北ミナハサ)」の地名と、2026年10月16~18日の日程が記されています。
無線機の前でマイクを持つ参加者の姿から、世界へ向けて声を届ける活動の様子が伝わってきます。
使用している無線機はICOM IC-718。出力10Wで、ダイポールアンテナを使ってHF(短波)でオンエアしている様子です。
出典:WOSM:2026年の開催日程とテーマ