フィリピン独立記念日(Independence Day)
由来は1898年6月12日にフィリピンがスペインからの独立を宣言した日です。
レガスピ(Miguel López de Legazpi)がセブ島に初めてスペインの植民地政府を設立して333年続いた植民地支配ですが、
米西戦争でアメリカがマニラ湾でスペイン艦隊を破りカビテ州カウィット(Cavite, Kawit)のアギナルド邸宅で独立宣言がされました。
スペイン統治時代にはカトリックの布教、教育制度の整備、フィリピンの名前の由来(スペイン皇太子フェリペにちなむ)などが行われました。
今でも国民の殆どがカトリックです。一方で、経済的搾取や民族差別、自由の抑圧もあり、やがて19世紀には独立運動が高まっていきました。
フィリピンの人々にとって、6月12日の独立記念日(Araw ng Kalayaan)はとても誇り高く、感情的な意味を持つ日です。
私が住んでいるオサミス市のような地方都市でも、町じゅうに国旗が掲げられる光景が見られます。
それは単なる儀式ではなく、国民の愛国心や歴史への敬意を示しているからです。
|